両チャンネルともに、パワーアンプ部分はどうやら問題ないらしことが確認できた。
Rチャンネル同様にLチャンネルもコンデンサを4個とも交換しておこう。
C35はちょっと外装フィルムが下がってるかな?

回路図を見ると、初段部分は「ノイズ源候補」の2SA798が使われている。
四角いシールドケースを外して確認してみたが、足が真っ黒ということもなく、
相方の2SC1583もこのまま使用できそうだ。

操作時にノイズが出るというプリアンプ部分を後回しにして、スピーカー端子の
メンテを先に済ませておくことにした。
熱容量の小さいハンダ鏝を使ったのか、ハンダ付けの状態があまりうまくない。
配線をいったん外して、スピーカー端子の取付ネジをメガネレンチで増し締めした。
端子板が柔らかい材質なので、力加減が微妙だな。
アースの「渡り線」は0.8ミリの真鍮線を使う。

プリアウト・メインインジャックに連結バーを戻して、プリメインアンプとして
動作確認をやってみる。
ソースダイレクトのレバースイッチを操作すると、保護回路が作動するほどの
「バッツンノイズ」が出た。

パワーアンプ部分と違い、プリアンプ部分は部品交換など、かなり手が入っている
ように見えるのだが・・・・・
プリアンプ基板にアクセスする前に、ここでも忘れずにブロックコンデンサを放電。

トーンコントロール用のボリュームに「ガリ」があるらしいので、取出して洗浄する。
基板上のコンデンサはどれも新しいなあ・・・・・

低音調整用のボリュームはかなり特殊な形状をしている。
断線などなければいいが。

ハンダを吸取って、ソースダイレクト用のレバースイッチを取出した。
「ツメ」の部分を見ると、分解されたことがあるようなのだが・・・・・

「ツメ」を折らないよう、慎重に接点部分を取出す。
予想通り、固定接点はあまり汚れていない。
接点グリスが塗られているようなので、一度パーツクリーナーで除去してから
消しゴムで磨く。
やっぱり接点グリスは薄ーく塗っておこう。

このスイッチが「バッツンノイズ」の原因とは考えにくいなあ・・・
コメント
shimakuma
2021/02/03 URL 編集