2SD155と同じ形状のものがあったはず・・・・・
と、部品箱を漁ってみたら同規格の2SD154が1個見つかった。

交換できそうだと思ったのだが、なんとベース・エミッタピンの間隔が違う。
これでは放熱器やソケットの孔に挿入することができない。

形状が同じで、ベース・エミッタピンの間隔が狭いサンケン製の2SD93も
見つかったが・・・・・

ホンのわずかだが、やっぱり間隔は2SD155より広い。
おまけにピンが太く、ソケットには入らなかった。
こんなにも間隔が違うものがあるとは思いもしなかったな。

パワートランジスタの件は後から考えるとして、電源回路の
部品交換に取り掛かる。
取出したブロックコンデンサはニッポンケミコン製の3300㎌35V。
古いものだけに現行品に比べるとかなりの大きさだ。

直径は同じだが、容量が3倍以上の10000㎌のコンデンサを使ってみる。
用意されたコンデンサは基板用でツメ端子になっているためこのままでは
配線類やブリーダ抵抗などがシャーシーに接触するかもしれない。
ツメ端子に圧着端子を継ぎ足してハンダを流し込んでおく。

圧着端子にブリーダ抵抗とコンデンサを取付け、配線類を元に戻した。
(なかなか思い通りにいかずけっこう手間取るな)

パワーアンプ基板を残して、まずは電源回路などが載った基板から・・・
左半分がフォノイコライザ回路とリプルフィルター回路で、
右半分がトーン回路らしい。

部品番号や極性といった表示が全くないので、「1個外しては1個取付」と、
方向を確認しながらの面倒な作業が続く。

使われていたトランジスタは、2SA493と2SC1000だが、どういうわけか
Yランク品が1個だけ混在していた。
足の付け根部分が黒くなり始めているようなので、手持ちのローノイズ品に
交換しておこう。
イコライザ出力の松下製フィルムコンデンサも同じ0.47㎌のものがあったので
この際新品に交換しておこう。
「Tk」の印字が見えるので東信工業製かな。
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2023/03/07 編集