幸運にも入手不可能と思っていたトランジスタをお譲り頂けたので、
気合を入れてパワーアンプ基板に取り掛かる。
どうやらこの基板にはトーンコントロール回路も同居しているようだ。
そのためスイッチ類への配線がハンパない。
青い配線類がLチャンネルで白い配線がRチャンネルらしい。

ハンダ鏝の熱で配線のビニール被覆を溶かさないよう注意しながら
何とかフロントパネル側の配線を基板から切り離した。
配線の行先をメモや画像に残して再配線の際、間違わないよう
十分な時間を費やした。

同様に基板の反対側の配線類も切り離すことができた。
いったい組立時はどういった方法だったんだろう。
正直なところ、うまく元に戻せるか甚だ疑問だが・・・・・

集中力が続かず、気分転換などを交えてなんとか基板を取出すことができた。
ここでもカップリングにはタンタルコンデンサが使われている。
とりあえず容量をチェックして、現在手に入るオーディオ用に交換する予定。

部品交換ができる状態になったので、まずは焼け焦げている100Ωの抵抗の
チェックから・・・・・

抵抗が付いていたハンダ面はこれまでにいじられたのか、新しめのハンダが
山盛りになっていた。
これだけの量を吸取るのも大変だ。
100Ωは2SC495のエミッタにつながっていたので、チェックは必須かな。
代わりに2SA505/2SC3421が使えそうだ。

まれに見る厄介な物件に関わってしまったらしいな・・・・・
コメント